俗にいう凶悪犯罪の発生件数は、ここ数十年で劇的に下がってきています。
しかし、一方で依然として高い割合で発生しているのが民家の空き巣被害です。
最近は外国人窃盗団による大規模な空き巣被害もあり、盗みを終えた後、国外逃亡を図るため、彼らのアジトを発見したり、検挙する事は非常に難しいのが現実です。

そういった背景から空き巣被害に遭遇しないための対策が、個人レベルで求められています。
いわゆる庶民の家だから外国人窃盗団の標的にされないだろう、という楽観視は危険です。
パソコンやスマートフォン、テレビ、ブルーレイディスクレコーダー等も彼らからすれば立派な財産であり、それらが目に入るだけで標的になる可能性が出てきます。

家の鍵の調子が悪い、あるいは壊れている場合は迅速に鍵屋に鍵修理の依頼を出しましょう。
昔ながらのシンプルな鍵だと、たとえ素人が修理しても再び簡単に壊れてしまいます。
プロの鍵屋に鍵修理またはシリンダー交換をしてもらえば、自宅の防犯力が上がります。
交換や修理に掛かる値段は鍵屋によって様々です。
一般的な修理であれば一万円前後からそれ以下の値段がお願い出来ます。
しかし、防犯力の高いシリンダーに切り替えた方が安心出来ますので、少し値段は上がりますが一万円から二万円を投資した方が、家庭の財産と安全が守れます。

日常的に利用しているセキュリティツールとして、鍵が挙げられます。外出時胃は玄関ドアをしっかり施錠するという事を意識している方も多いのではないでしょうか。しかし、鍵を閉めたからといって安心してはいけません。以前鍵を落とした経験があったり、合いかぎを玄関近くに隠していた経験がある方は注意が必要です。一見鍵は変わっていないようでも、それをもとに鍵を複製されている場合もあるのです。留守中などに知らない人が家の中に入り込んでいる可能性もなくはありません。ストーカーや空き巣などの犯罪につながるリスクはあるのです。思い当たることや不安に思うようなことがあれば、鍵交換をしてみましょう。鍵屋さんで取り扱ってもらえます。鍵交換は数万円程度費用が掛かりますが、玄関ドアのセキュリティをより強固なものにするという事を考えれば安いのかもしれません。また、長期間使っている鍵で動きにくくなったり、逆に緩すぎるような気がする場合も鍵屋さんに相談してみましょう。メンテナンスや鍵交換など、必要な処置を提案してくれるはずです。自分を守ることが出来るのは自分だけ、と考え、今のうちからできる限りの準備をしていくことをお勧めします。

家の車やバイクの鍵を紛失してしまう例は、決して少なくはありません。自分では紛失したと思い込んでしまいがちですが、盗まれてしまっていることもあります。鍵の盗難の場合は、やがて車やバイクそのものを盗まれる可能性が出てしまいます。自宅に帰ってきたときに、家の車やバイクの鍵が紛失していることに気づいたときは、鍵屋に連絡すると良いでしょう。鍵屋は24時間営業している場合がありますので、深夜の帰宅後でも大丈夫です。翌朝には車やバイクを使用して出かけなければならないときでも、鍵屋に開錠してもらっておけば安心です。鍵屋に車やバイクの鍵を開錠してもらうときは、車体に傷がつかないように配慮してもらうことが大切です。基本的に鍵屋は養生してから作業を行ないますが、深夜の急な依頼で駆けつけてもらったときなどには、うっかり見逃してしまうこともありますので、お互いに確認しあうのが理想的です。開錠は、あくまでも開けてもらうことが主体ですが、新しく交換することも可能です。もしも自宅の部屋から鍵が見つかったり、探したはずのカバンの奥から出てきたときは、新しく交換する必要がありません。ケースバイケースですが、車やバイクの開錠は、自宅の玄関ドアや勝手口のドアと異なり、鍵そのものを新しく交換するのに細心の注意が必要となりますので、開錠してもらうときは説明を聞き逃さずに、必要に応じてメモを取っておくと安心です。